佐々木インターナショナルアカデミー（SIA）ブログ

名古屋商工会議所 那古野2011年4月号

5月5日第774回SIA国際フォーラム「今後の米国の外交政策」

ＳＩＡの佐々木です。明日5月3日からの4連休中SIAでは3､5日午後1時より公開講座SIA国際フォーラム（英語講演）を開催します。

（資料準備の都合上参加ご希望の方は、事前予約をお願いします。外部での日本語による講演も対応します。）

両講演の背景、要旨説明です。

第773回SIA国際フォーラム（英語講演）
3日13時- 日本国憲法と美濃部達吉：人権と9条
講演者　佐々木　賢治

背景、要旨説明：5月3日は憲法記念日。最近、人権問題を考えさせる事件、事件報道が頻発。日頃人権問題を高唱するマスメディアによる人権侵害では無いかと思われる報道事例多発。

事故発生時の加害者家族へのインタビュー報道。最近の京都の暴走事件、亀岡暴走事件での加害者家族へのインタビュー強制と公開報道。こういった報道が、社会的責任と良識を持つ教頭や警察官に加害者家族へ被害者の電話番号提供の一因となっているのでは？　特に、伝統的日本の感性で異常と思われるのは、「被害者家族へ土下座して謝罪する警察幹部を罵倒する被害者家族」の映像報道。こういった報道は被害者家族も二重、三重に傷つける。江戸時代や、北朝鮮を思わせる公開晒首（さらし首）の様な状況は、マスコミ報道陣だけではなく、マスコミ管理部門担当者、経営陣も含めたメンタリティーは「水戸黄門」、「遠山の金さん」の世界。

占領下の憲法改正に国際法上の意義を唱えたとされる日本の憲法学の権威、美濃部達吉博士。一つの問題点は9条。歴史上、古代ローマのカルタゴへの軍備禁止の例に見られる様に、軍備禁止、武装放棄は懲罰行為。それを憲法に盛り込み嬉々としている。世界的には異常なメンタリティー。

2012年4月24日朝日新聞、25日毎日新聞広告

第774回SIA国際フォーラム（英語講演）
5日13時- 今後の米国の外交政策：中国、シリア、アフガニスタン

背景、要旨説明：オバマ米大統領はオサマ・ビンラディン殺害一周年を記念して日本時間2日未明アフガニスタン訪問。アフガニスタンの和平、今後の米国撤退への道筋を高らかに宣言した。野田佳彦首相とオバマ米大統領首脳会談は日本時間1日未明であったが、この時間差を考えると米国側の歓迎レセプションがクリントン国務長官主催であったのも当然。この辺の読みが日本のマスメディア報道には欠如。

米国主導の今回のアフガニスタン紛争（2001年-）発生から既に10年を超えている。その三四半世紀前1937年に始まった日中間の支那事変を想起させる、実質的に宣戦布告無き長期戦。今後どういった終結を見せるのか？米国の中国、シリアを含めた外交政策に対する分析です。
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以上。国際フォーラムの予定です。

佐々木　賢治
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