2014.05.14

SIAの佐々木です。「現代社会はいろいろな危険に取巻かれている」と誰かが言いそうな事故、事件が多発しています。しかし、昔は、ましてや古代は更に危険であり、それを克服して来たのが全ての生き物であり、人類であったと思います。人類は、特に知恵で克服して来たはず。そこで皆さんのお知恵は拝借。

140514-SIA情報:素人の見た東京町田マグネシューム爆発事故:お知恵拝借、専門家への質問
2014年5月14日


私は、マグネシューム爆発、火災について全くの素人である。しかし、マグネシューム爆発や火災の際、水を使ってはならないことは中学の理科の授業で学んだ記憶があり、大方の人もそうだと思う。これもまた学校教育の有効性の証であり、基礎教育の重要性を思わせる。

火災の消化には基本的には温度を下げる、酸素を絶つのが最善策。この両面で水は通常火災では最善の道具となる。酸素を絶つ方法は一般の消火器では、泡消火器である。泡により包み込み酸素を絶つ。しかし、水を含む泡消火器は今回の場合使えない。

又、水を含まない泡消火器があるとして激しい火災で炎が噴出している時、火元(マグネシュームの反応場所)に届け定着させる事は中々困難であろう。

では、ドライアイスは如何かと疑問が湧いた。温度を下げる、酸素を絶つの二点に効果があるように思う。しかも、ドライアイスは二酸化炭素。解けた後も空気(チッソと酸素の混合物)よりも重い。このため比較的、その場に滞留し易い。又ドライアイスは液体チッソ等に比べてより一般的で、扱いも相対的に簡単と思われる。ドライアイスが一気に高熱にさらされたり、又火にさらされると急激な膨張をするが今回の様な状況では、それも問題とは思えない。

ここまでは通常の日本の学校教育、中学までの基礎教育で十分理解できる話であり、考えた。

しかし、ここから先は専門家に意見を求めるべきであると思う。この発想、やり方自体がだめなのか? このやり方はある条件の下では有効であるが、日本の消防署を含めそういった設備、対応がされていないためできないのか? もしそうだとすると、なぜなのか? そういった事故が起こる確率とそれに備え対処する設備や費用を考えると余りに費用が高くなり、実用的でないのか?

そうだとしても、通常の消防署や場所にそういった設備を備える必要は無いがマグネシュームを扱う大工場には義務付ける事が可能と思われる。


昨晩のテレビ報道、「防火活動が出来ず、精々出来るのが砂を掛け、周辺の延焼の可能性のある建物に放水し冷やし、マグネシューム工場の鎮火を待つしかない。しかし、天気予報では二三日後雨の可能性があり心配」との報道を見て思った次第。

ここは諸兄のお知恵を拝借したい。まさに餅は餅屋、専門家の知識の活用であり、又三人寄れば文殊の知恵であり、昨晩のマスコミ報道解説者よりもこのメールの受信者を私は期待している。(2014年5月14日SIA情報 佐々木賢治)

追伸:ドライアイスが有効としても事故現場に取り残され、例えばその地下に避難している人がいたりすると、二酸化炭素で窒息さえる危険性がある。こういった場合や周辺に人がいる場合は、一端そういった人々を退避させて行なう必要がある。この場合、人類の人災事故で学んだ教訓からこういった目的に使うドライアイスには嗅覚で危険性を忍引き出来る様に匂いを混ぜる等の対策は可能なはずである。
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