2011.03.16

名古屋商工会議所 那古野2010年10月号(大) 国際ビジネスのコンビニ、翻訳、通訳、語学教育のご相談は国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA

名古屋商工会議所 那古野2010年10月号(大) 国際ビジネスのコンビニ、翻訳、通訳、語学教育のご相談は国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA

SIAの佐々木です。いろいろな関係者から問合せを戴きこの問題に対する国民の憂慮の深さを実感しました。ただし、時間的制約もあり契約顧問先企業、機関、SIAの生徒を除いては、公共性の非常に高い事例のみ時間の許す範囲で回答しました。

契約関係にある企業、機関、個人からの問合せは一切開示しないのがSIAの方針ですが、公共性が高いゆえに回答した案件については、一部質問相手を特定する事無く公開します。以下、ある事例です。又、「110314SIA評論:東北関東大震災とリスク管理、危機発生後の重点対策1万人を超える行方不明者救済対策と東電原発問題」」を添付して置きます。その理由、皆さんに公開2日後の現在起きている事態はその中で指摘した通りの状況と考えるからです。

110316-福島原子力発電所問題に対するSIAの所見:「一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ」の愚を避けよ
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福島原発問題を憂慮するある自治体関係者への回答

メール拝見、ご心配の由、公的機関の責任ある立場として最もです。3月11日以降、日夜のご苦労、容易に想像がつきます。私も元々年中無休ですが、この年度末の顧客の依頼に答え、事務所移転の準備をしつつ、連日通常業務を処理しこの緊急事態に対処しています。そのため簡潔にお答えします。

3月14日配布のメールで伝えている様に、基本的にマスコミ情報から多くの人々が推定する様な重大問題はありません。参考にこのメールを長年の友人増田、小林両君に入れて置きます。時間があれば、彼らからも一言有るかと思います。増田君は、放射線関係の博士号を持つエキスパート、小林君も原子力研究所でも勤務し、こういった分野に著しく、医療用PETの専門家です。増田君は2000年2月にJOC問題でSIAでも講演戴いています。 

さて、何を持って私が安全と断言するか述べます。(念のため3月14日評論を読みやすい様に添付して置きます。特に重点部分は赤字としています。)

元々、自然界に放射線は存在する事。その放射線は放射線を出す能力を放射能と呼び、放射能を持つ物質を放射性物質と呼びます。

自然界にある放射性物質の内、一部の物を精製し、濃度を高め原子力発電所の燃料、医療用、核兵器に使われています。放射線には透過能力があり、エネルギーがありますので、レントゲン等はその透過能力を使った事例です。エネルギーを使えば、放射線を使い癌等の患部を焼く等に使われます。(大筋は以上で間違いありませんが、詳細は増田、小林両君等専門家に聞くか、信頼できるデータを精査下さい。)

放射性物質は内部から放射線と熱を出しています。核分裂核種の濃度を高めると核分裂自体が放出する中性子により次々と幾何級数的に連鎖反応が促進され鼠算式に核反応が高まり、瞬時に膨大な熱と放射線を出し、周りを焼きつくす核兵器となります。

少し議論を簡単にするため、正確さを若干犠牲にして、解り易く言えばその中間(自然界で起こっている核分裂と核兵器の爆発時の瞬時に起こる一斉核分裂の中間)状態が原子力発電です。自然界の核分裂ではエネルギーとして使えず、ある程度の密度で核分裂を促進するためには核分裂核種の純度を高め、密度や物量を高め、核分裂を制御しつつ熱を取り出し、その熱エネルギーを使い電気を生み出す行為です。

そのために制御棒が使われます。制御棒が中性子を吸収します。出て来る熱を有る一定に保つため冷却システムがあります。俗に言われる連鎖反応が昂進し制御不能となれば核兵器と変わりません。

しかし今回の場合は、制御棒は有効に機能しており、問題は熱の冷却です。この冷却機能が無くなったため、高温になれば当然融解しますし、その一連の反応の中で水素が分離され水素濃度が高まり酸素と触れ、ある刺激が加わると水素爆発が発生します。これが今回の事態です。

しかし、水素は軽いため建屋上部に堆積しており、建屋上部が吹っ飛んだのはこの理由です。しかし燃料棒は原子炉格納容器の中にあり、この容器は頑丈です。最悪の場合、現在伝えられている高熱で融解したといわれる(?)燃料棒の一部は溶融し原子炉格納容器の底に沈むか、上部に浮遊するかはここは私には不明です。

さて、最悪の状態で仮に原子炉格納容器そのものが完全に破壊された場合はどうなるか。この場合は放射性物質が飛び散ります。

ここで留意すべきは放射性物質は放射線そのものではなく、放射線を出す能力を持った物質です。このため洗い流せばすみます。更に最悪の事態はすっかり高濃度、多量の放射性物質に囲まれてしまった場合です。この場合は、そこにいる間放射線を浴び続けます。この浴びることになる放射線量が問題です。

現在医療で使われているCT(6.9ミリシーベルト:日経新聞3月16日一面記事)やPET(2-3ミリシーベルト)で浴びる放射線量は結構な量です。この辺は皆さんの手短なデータでは、本日の日経朝刊一面が一番解り易く解説されています。(残念ながら中日、朝日、毎日にばありません。読売新聞は未確認)

何事も、日頃の準備の無い人、組織は役に立ちません。私共SIAの関係者が比較的冷静なのは、チェリノビルの事例も英語教育の一環で教え、そのドキュメンタリー(核反応が制御不可能となった事例)も教材として使用し、当校で学ぶ医療関係者のその後のチェリノビル周辺の追跡医療支援活動報告会も開催しています。このチェリノビルの状況とは今回は明らかに違います。

このため、仮に核燃料棒の一部飛散が万一あっても、放射性物質の飛散は限定的で、現在危惧されている様な事態にはないと判断しています。ただしこの事態が実際に発生すれば東電社長、その他経営陣は辞任、社員は全て給与半額にしないと庶民感情は納まらないと私は思います。

以上、私の見解ですので、ご安心下さい。最も安心戴くか、否かは「私の意見、上述の議論をどれだけ信頼戴くか、又どれほどの覚悟が皆さんにあるか」次第です。事前にお話しました通り、契約に基づく有料相談ではなく、公共性を考え回答していますので、今回の回答は、質問者が特定される事の内容に文章を一部修正の上公開します。(SIAの年間契約による顧問先の以外への、公共的見地からの情報提供は公開を原則としています。)

今一番大事な事は、「今現在必死に努力している関係者の限られた時間と手段の中で起こる少々のミスを非難し、萎縮させ、機能不全状態にしない事」です。

国民一人一人の日頃の覚悟が問われています。今我々に必要な事はできる事を着々と進める事です。

追伸:以下は3月14日の重要箇所2点です。
さて原発に戻ると、想定外の事態で電源が無くなり、モーターが作動せず等の説明に時間を取られている場面を記者会見で幾度も見た。そもそも、戦争状態、テロ攻撃の場合は攻撃側は意図的にそういった事態を作り出す。究極的危機対策とは重力を使った対策です。あらゆる駆動部分に不測の事態が生じても、重力を使った対策であれば可能だからです。こうった想定に基づく設計思想、危機管理が不可欠である。

危機管理において重要な事は、「イタズラに時間を費やし後手に回る事無く、時間を掛けた最善(The best without any fault)を目指すのではなく、置かれた状況の中で迅速に少しでも良い事を行う(Better in quick action)、勇気と行動力(Courage with action)」である。
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以上、ご参考です。

尚、4月1日移転先新事務所は名古屋キャッスルプラザの向かいを予定しています。
〒450-0002
名古屋市中村区名駅3丁目23-6
地下鉄名古屋駅3分
第二千福ビル2階

一連の動きで混乱が予想されますので、出来るだけ事前に連絡下さい。


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佐々木 賢治
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2011.03.16

名古屋商工会議所 那古野2010年10月号(大) 国際ビジネスのコンビニ、翻訳、通訳、語学教育のご相談は国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA

名古屋商工会議所 那古野2010年10月号(大) 国際ビジネスのコンビニ、翻訳、通訳、語学教育のご相談は国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA

2010会計年度内(2011年3月31日迄)の翻訳サービス、国際ビジネス相談、及び国際化時代に対応した人材を必要とする方

福島原発問題 「一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ」の愚を避けよ

いつもお世話になっていますSIAの佐々木です。東北関東大震災で大変な事態となっていますが、「今大事な事は、今現在必死に努力している関係者の限られた時間と手段の中で起こる少々のミスを非難し、萎縮させ、機能不全状態にしない事」です。

国民一人一人の日頃の覚悟が問われています。今我々に必要な事はできる事を着々と進める事です。ただ一言付言しますと、福島の原発問題、余りに騒ぎすぎです。一部地方自治体関係者から質問があり回答して置きましたが、これは公開できません。しかし、世間の誤解を正すため、別な形で本日中に可能な範囲でSIA評論を公開します。参考に3月14日公開送付の評論を添付して置きます。これは他者に公開戴いても結構ですが、可能であれば一報ください。

さて、実務家としていよいよ2010会計年度も残す所2週間となって参りました。年度内(3月31日迄)に片づける必要のある翻訳案件がありましたらSIA迄連絡下さい。

「今後ますます国際化時代に対応した人材が必要なのは解っているが、周りに中々良い人材がいないし、選考能力も無い」との声をよく聞きます。具体的に人材を必要とされる方、是非私共に相談下さい。

今回一連の緊急事態で初めて実質的に公開しました「企業・組織の危機管理サービス」や国際戦略相談はもとより、一層翻訳、通訳、人材教育、語学教育、各国情報等についても4月より新事務所に移転しサービスを向上させますので、今後共宜しく願います。

4月オープンの 新事務所は名古屋キャッスルプラザの向かいを予定しています。
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